赤色担当

ボクはキミの陽だまりになる

「間違っちゃいない」から「間違っちゃいない。」へ

 

ジャニーズWESTのセンター重岡大毅くんの限界オタクが、重岡大毅くんが作詞作曲した「間違っちゃいない。」という楽曲への愛をだらだら語るはてブロです。お付き合いいただける方はお付き合いください。

 

まずは、2020年6月24日、ジャニーズWEST14枚目のシングルとなる「証拠」発売おめでとうございます。

表題曲の「証拠」はメンバーの神山智洋くんと藤井流星くんがW主演のドラマ「正しいロックバンドの作り方」の主題歌です。素晴らしい。今回のこのブログのテーマ「間違っちゃいない。」は初回限定盤Bに収録されている楽曲です*1。実はこの楽曲、2018年に発売されたアルバム「WESTV!」に重岡大毅くん、神山智洋くん、濵田崇裕くん3人のユニット曲「間違っちゃいない」としても収録されています。

 

ユニット曲「間違っちゃいない」の制作秘話、2019年のライブツアー「WESTV!」での披露、そして今回ユニット曲から7人の「間違っちゃいない。」となった経緯は重岡大毅くんというひとりの人間とジャニーズWESTを語るうえで欠かせないものであり、この楽曲が生まれて育っていく瞬間を重岡大毅くんのファンとして目の当たりにしている事実は大切でかけがえのないものだと思って書きとどめたいと思います。

 

まずは、重岡くん神山くん濵田くんのユニット曲としての「間違っちゃいない」がどのようにしてできたのか、から触れたいと思います。ジャニーズWESTはアルバムで2~3人のユニット曲を収録し、そのアルバムをひっさげたツアーでユニット曲を披露するのが恒例となっています。「間違っちゃいない」が収録され披露された「WESTV!」の前作「WESTival」で重岡くんは、桐山くんとのユニットではじめて作詞した「乗り越しラブストーリー」という楽曲をピアノの演奏付きで披露しました。ファンは2018年の時点で重岡くんの新たな才能を目撃したのですが、「WESTV!」の楽曲が解禁された際にファンの間では、重岡くんがまた作詞してる!今度は作詞だけじゃなくて作曲も!といったようにざわつきました。もちろん自担である重岡くんが作詞作曲したと聞いて当時わたしも本当にうれしく楽しみでした。またピアノ弾いてくれるのかな?なんて思っていました。この「また」という感情は「WESTival」を知っている人はみんな、いいにしろ悪いにしろ思ったのではないでしょうか。それはジャニーズWESTのメンバーも思ったことでしょう。

そもそものスタートは、「乗り越しラブストーリー」を受けて、オレとやりたいって言ってくれてる濵ちゃんへのプレゼン用の楽曲やった。曲の大枠ができた状態でアルバムの打ち合わせをしたときに、濵ちゃんとユニット曲をやりたいって言ったら、みんなに「乗り越しラブストーリー」とかぶるからという理由で反対されて・・・

いやわかるけど、わかるけどさ、重岡くんがやりたいと思ったことをやらせてあげてよ…と激甘もんぺの重岡くんのおたくは思ったわけではございますが、泣く、泣いた。自分のつくる曲を好きだと言ってくれる濵田くんと一緒にできることを想像してワクワクして作っていただろうから、反対されるなんて1ミリも思ってなかったんじゃないかな…。

でもオレはどうしてもやりたくて。じゃあ神ちゃんも楽器弾けるし一緒にやろうってことで、3人用に歌詞を作り変えることにして納得してもらった。

 というわけで、3人の楽曲が制作されることとなりました。

そのときの話し合いで1対6の構図になったことが結構キツくて、自分的にわりと追い込まれてしまって。…

心配した淳太と照史と濵ちゃんが電話してきてくれて、「誰も否定はしてない。しげのことはわかってる。そのまんまでいいんだよ」みたいなことを言うてくれたからそのまんま詞にしようってことで「間違っちゃいない」ができました。

重岡くん見た目以上に真面目だしちょっと思い込みも激しそうだから、そんな重岡くんを理解し心配して励ましてくれるジャニーズWESTのお兄ちゃん組である3人からの電話だからこそ重岡くんの心にスッと入ってきたんだろうね。

こうしてできた「間違っちゃいない」は重岡大毅というひとりの人間が、アイドルだけれどわたしたちと同じように悩んで苦しんでできた楽曲だからこそ、前を向きたいとき、ちょっと立ち止まって考えたいとき、誰かに背中を押してもらいたいときに勇気をくれる楽曲となったんだね。歌詞からは本当に等身大の重岡くんが感じられます。

 

涙 一粒 星降る夜に

光れない 馴染めない

なぜ同じ様にいきれないの

 

予定詰まった

カバン捨てて帰ろうかな

まぶしい近所の夜空

 

間違い探しの世界で

赤ペン持つのかい

インクが足らないね

 

間違っちゃいないよな

君と出会ったことも 夢を信じることも 答えに牙むいてさ

何度も何度でも

さよなら上の空 僕は僕で僕なんだ

間違っちゃいない 間違っちゃいないんだ

 

ないものねだり タラレバを振り払う

朝の占い 横目で順位気にしてさ

理想と現実で結ぶ靴ひも 歩けるかな

教えて近所の青空

 

ぐるぐる渦巻く世界で

君が花びら 花丸つくれるね

 

間違っちゃいないよな

消えたくなった夜も 逃げたくなった朝も

まぁまぁカッコいいんじゃない

泣きたくて泣けなくて ’お疲れ’と夕日が ほら

君は君で君なんだ

間違ってもいい 間違ってもいいんだ

 

頑張れなくていい 嫌になったっていい

情けなくていい ダサくていい 怖くなってもいい どんな自分だっていい

 

どうしようも無いくらい どうしようの繰り返し

誰が明日を知ってるんだ 誰にも解らないから

 

君と出会ったことも

夢を信じることも 答えに牙むいてさ

間違っちゃいないよな

目が合う近所の空 僕は僕で僕だ

間違っちゃいない 間違っちゃいないんだ

間違っちゃいない 間違っちゃいないんだ

 

La La La...

 

この曲を初めて聞いたとき、あれ?わたしのこと歌ってる?ってなった人も少なくないはず。少なくとも私は、暗い夜道で光り輝いている星空を見つめて、なぜか独りぼっちに感じてしまう夜が思い当たったし、他人がわたしよりも優れて見えてないものねだりしてしまう日もあるし、朝の占いなんて気にしないと思いながらもいい順位だったらちょっと嬉しくなるし、最下位だったときには少し落ち込みます。そういう日常をわたしだけでなく重岡くんも過ごしているんだということがこの歌詞から伝わってきました。1番では真っ暗だったけれど、2番になり夜が明けて朝になり、だんだんと自分を肯定してくれる歌詞が出てきます。僕は僕で、君は君なんだから、間違ってもいいし、間違ったことは間違っちゃいない。大げさに言えば、どのような生き方であっても、生きていることを自分の担当にこんなにも肯定してもらえることってありますか?どんな自分でも、まぁまぁカッコいいんじゃない?って言ってもらえるなんてどれだけわたしは幸せなんでしょうか。

 

また、大好きなエピソードをひとつ書き記しておきますが、ライブ打ち合わせのときに、流星くんから「どんなことをしたいと思ってるの?」と聞かれた神山くんが「オレはしげのやりたいことがしたい!」と言ってくれたそうです。重岡くんが悩んで苦しんでいた時に、こう言ってくれるメンバーがひとりでも重岡くんの側にいてくれたことに感謝します。

 

さて、このようにしてできた3人の「間違っちゃいない」は2019年年明けから始まったツアーである「WESTV!」で披露されました。最初の会場であった横浜アリーナでは、3人がメインステージで楽器を演奏して歌っていたのですが、次の会場の名古屋*2からはセンターステージに移動していました。3色のペンライトに染まった会場の真ん中で歌う姿は毎公演違っていてどれも素晴らしい演奏でした。曲が始まる前に重岡くんがひとこと言ってから始まっていたのですが、記憶に残っているものをいくつか紹介します。

みんなにはずーっと笑ってほしいって思っとる。明日何が起こるかわからない日々やけど、いつか独りぼっちに感じる夜とか、いろんなことあると思うけど、、、そんな夜にささげたいと思います。

ジュニアの時のことも思い出しながら作った曲です。関西ジュニアにも聴いてほしい。僕らもジュニアもみんなも、夢を追いかけるってしんどいことやん。そういう人に聴いてもらいたい、そういう曲です。*3

こうやってライブ中は直接会ってるから、みんなのこと盛り上げようとか笑顔にしようとか思いながらできるけど、ライブが終わったらなかなか会えなくなるじゃないですか。だから、ずっと明るければいいんやけど、落ち込むときって誰にでもあるから、そんなときに今日の光景を思い出しながら救われる「いつか」があったらいいなあと思って、歌います。

毎公演こんな感じでちょっとだけ背中を押してくれる、勇気をくれる重岡くん。この楽しいライブが終わっても明日から頑張ろうと思わせてくれる、そんな素晴らしいツアーでした。ライブDVDのメイキングに収録されているのですが、オーラス公演の直前、メンバー、ジュニア、スタッフみんなで円陣を組む場面、あまり涙を見せない重岡くんが涙目になり感極まっていました。それほど思い入れの強いツアーでわたしたちには計り知れない思いがあったことを知りました。そのツアーに参加できたことは重岡くんのファンとして一生誇りだなと思います。

特典としてメイキング映像が付いているのですが、小瀧くんの「間違っちゃいない」に対する愛が大きくて、最年少っぽく、お兄ちゃんたち3人を憧れや尊敬のまなざしで見ている箇所が何か所もありとても微笑ましく思います。

 

また、ツアーが終わってからの神山くんとのラジオでライブでの「間違っちゃいない」の楽器演奏について熱く語ってくれました。

「楽器」という「生音」でやりたい。ピアノは弾けるけど、エネルギーを伝える手段でしかなくて。そういう意味では、別に違う楽器でもええなあとは思うねんやんかあ…。「生音」はエネルギーがやっぱちゃうなあって思う。

 

このとても感動的な「WESTV!」ツアーが幕を閉じてから約1年2か月後、「証拠」のカップリング曲として見慣れた文字を見つけました。

「WESTV!」に収録されていた重岡大毅作詞・作曲のユニット曲「間違っちゃいない」を、今回新たにメンバー7人全員で再レコーディングしたNEWバージョンを「間違っちゃいない。」として収録!

何回見ても読んでも、あの「間違っちゃいない」が「間違っちゃいない。」として生まれ変わる旨が書かれていました。いつか「間違っちゃいない」をメンバー全員で歌ってほしいなんて漠然と思っていましたし、メンバーたちもこの楽曲が大好きで何人かはみんなで歌いたいと言ってくれていたことは知っていたので、いつか、ドーム公演とか?歌ってくれるだろうなあ、楽しみだなあ、と思ってました。が、こんなにも早くその夢が叶うなんて思ってもいませんでした。まさか音源にまでしてくれるなんて……。ファンが求めているものを形として残してくれるジャニーズWESTさんには信頼しかありません。この人たちを応援し推していたらわたしは一生幸せだろうなと思いました。

 

5月末、初回限定盤Bの特典映像Special Studio Recordingで披露されている「間違っちゃいない。」を含むSpotCMが公開されました。冒頭部分の40秒程度の動画ですが、メンバーの真ん中でシンセを弾きながら、満面の笑みでメンバーがそれぞれ歌っている顔を見ている重岡くんがそこにいました。本当に嬉しそうで幸せそうで、この40秒の動画だけで涙があふれていました。 

 

そして、来たる2020年6月23日*4。ポストに投函されていた証拠全3形態。家の中に持ち帰ってすぐ見ちゃうのはなあ~とか思ってちょっともったいぶったりなんかして。

40秒ではなくフルの「間違っちゃいない。」は涙ではなく、最初から最後まで笑顔で聞いて見ることができました。重岡くんが笑っていれば笑顔が伝染してメンバーみんな笑顔で、それを見たわたしたちも笑顔があふれる。ジャニーズWESTの笑顔の根源は重岡大毅なんだなあと。

Studio Recording後のトークで神山くんが

しげの楽しそうな顔がもううれしくてしゃーない!

と言ってくれています。神山くんはユニット曲のメンバーでこの楽曲に深くかかわった一人であり、加えて、ジュニア時代から重岡くんと「シンメ」と呼ばれる立ち位置でどんな重岡くんのこともファンよりも、ほかのメンバーよりも、誰よりも知っているでしょう。そんな相棒とも呼べる神山くんにそんなことを言わせた重岡くん。重岡くんがうれしければみんなうれしい。ああ、この人は本当にジャニーズWESTのセンターなんだなあとこの神山くんの一言で改めて思わされました。

また、フルの「間違っちゃいない。」で最もグッときたのは、

誰が明日を知ってるんだ

が重岡くんのパートになっていたこと。ここは3人の「間違っちゃいない」ではもともと神山くんのパートだったのですが、7人ver.では重岡くんが歌っていました。「WESTV!」のユニット曲を決める段階で、少しだけ孤立してしまった重岡くん、やりたいことができなくてすべてを否定されたような気持ちになった重岡くん。そのとき誰かに肯定して認めてもらいたかった重岡くんは、メンバー全員、7人で自分の作った楽曲をこんなにも幸せそうに歌っているだなんて想像していたんでしょうか。本当に明日がどうなるかなんて誰にも分からないんだなと改めて思わされました。それはいい意味でも、悪い意味でも分からないんだろうけど、ジャニーズWESTの未来は明るくいい方向にしか向いていないことを心の底から願っています。

 

 

重岡大毅くんはじめ、ジャニーズWESTに幸あれ。

これからも全力で応援しています。

 

 

現場からは以上です。

 

 

*1:初回限定盤Bは予約時点で完売が多く現在売っているサイトを見つけられませんでした、すみません。

*2:濵田くんはインフルエンザのため不在。名古屋公演では会場が濵田くんのメンバーカラーである紫にそまっていました。

*3:この挨拶をしていた公演には関西ジュニアが見学に来ていました。

*4:発売日の1日前のフラゲ日に手に入れることができました。